バレンタインフォトスポットバルーン装飾
2021.01.22
バレンタイン
東京都内の大型マンション共有スペースにて、バレンタインをテーマにフォトスポットを制作させていただきました。今回はハートの馬車がモチーフです。設営中子供たちが興味津々に声をかけてくれて嬉しかったです。「大切な人と素敵な時間をお過ごしていただけますように」と、気持ちを込めて制作しました。こちらのカラーはレッド×ローズゴールド×ゴールドタイプです。ハート型の骨組みからオリジナル制作となります。
こちらのカラーはピンク×ホワイトタイプです。床面を同系色のピンクにすることで奥行きを出すことができます。またそれにより写真を立体的に見栄えよくする効果があります。壁面にはシンプルなヘリウムバルーンブーケを配置し、ハートの馬車を引き立てました。
ハート型のリボンもサテンカラーのアルミバルーンで地道に手作りしました。全て膨らんだバルーンです。
バルーン(ゴム風船)は全て同系色のバルーンを2重に重ねて色に深みを出し、さらに長持ちさせるため透明アクアバルーンで外側をコーティングした3重仕様です。ちなみにこちらはブラッシュ(肌色)の外側にローズゴールドを被せその外側に透明アクアバルーンです。※丸く膨らんだバルーンは全て3重(3枚重ね)になっています。
ギフトBOXの制作は長田さんに依頼しました。リボンの結び方がとても上手く私も教えてもらいました。ラッピング用紙とリボンは浅草橋のシモジマにて私が悩みに悩んで選んできました(笑)
ここからは少しマニアックな内容失礼します。こちらがベースとなるハート型の骨組みです。今回負荷のかかる外側は19Φの電線管パイプを使用しました。パイプは図面に沿ってベンダーで曲げていきましたが、赤丸印の部分のみ急激な曲げの為パイプ内部に合金アルミ棒7mmを3本入れてパイプが折れないようにしました。電線管下部は10kgベースに差し込む際パイプの径が細すぎるためガムテープを3周ほど巻き一回り太いイレクターパイプを履かせ土台のパイプ径に合わせました。以前7mmのアルミ棒を電線管下部まで長く入れた際、ペースと接続時硬すぎてドリルビスが入らなくなってしまった失敗があり今回は赤丸部分のみに入れています。
最近は同業者様よりハート型バルーンアートオブジェの制作をご依頼いただきました。こちらは搬入時に大きさに制限があり3分割仕様です。イラストレーターで作成した図面に沿ってベースの骨組みを曲げていきます。恥ずかしながら大判印刷機がないため、A4プリンター用紙を数十枚貼り合わせるところから制作しています。
こちらがバルーン部分の完成形でw1900程のウインドウディスプレイです。バルーンのボリューム感や細かさは長田さんと何度も調整を重ね仕上げていきました。
小さなタイプも全て型紙から地道に作っています。
結束バンドは1回に数千本使用することもありますが、私はパンドウイットのスーパーグリップシリーズを使用しています。締めごこちがソフトで玉の部分が丸くバルーンや手に優しく非常に扱いやすいです。同業者様にお勧めします。
こちらがバルーン部分の完成形でw1200程です。近年トレンドになっているオーガニックデコレーションはサイズがランダム(私はミリ単位までサイズを測りますが 笑)でバルーンの取り付けは簡単そうなイメージですが、個人的にはものすごく難しく奥深いと感じています。自然のイメージを人間が人工的に表現するので正解はありません。
しかし私たちはプロである以上、またそれが商品である以上、「なぜそこにその大きさのバルーンを配置したのか」「どんな粒感が見る人の気持ちを明るくするのか」全て説明ができなければなりません。
今回はある程度の完成から長田さんと何時間も調整に時間をかけました。実物(目視)ではバルーンの立体感やボリューム感に目がいくのに対し、スマホの画面(写真)では淵のシルエットが重視されるため、その塩梅も大切だと感じました。あまり淵はぼこぼこさせない方が良さそうです。
日々学びの連続ですが、こううしてバルーン業界の一員でいられることに感謝です。お客様やバルーン仲間、業界のためにどう恩返しできるか…私自身まだまだですが日々精進します。今晩はバルーン仲間のちゃんだいさんRengeBalloon【蓮華】のyoutubeを楽しみます。相方山下さんとのコンビが最高です!