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JBANオンラインセミナー:後半「現場再開に向けての心得」3-2

では2つ目の「タイムスケジュール管理」についてですが、こちらも基本的には先ほど1つ目と一緒で今度は完成イメージから逆算したバルーン装飾現場の段取りになります。自分一人で現場に行くのであれば、ある程度時間が読めると思いますが、2人、3人と多くなればなるほど、また現場規模や施工時間が長くなるほど、このタイムスケジュールが非常に大切になってきます。

旅行はスケジュールを立てない派の人であっても、現場ではそうはいきません。こちらの都合など関係なく開場時間にはお客様がお越しになりますので、終わらなかったでは済まされません。しかしタイムスケジュールで時間を管理することで現場で無駄な動きがなくなるだけではなく、全体の進捗状況の把握もしやすくなります。わざわざ紙にしなくても、と思われるかもしれませんが、意外と頭の中だけでは抜けてしまうことがあります…

またタイムスケジュールがあれば、JBANコンベンションのパーティー会場装飾やホテル宴会場などの大きな現場も完成に導くことができます。

①こちらは2018年JBANコンベンション東京開催時にパーティー装飾チームで使用したもので、縦軸メンバーと横軸時間です。数十人のスタッフが同時に制作に入るのでパニックになりそうですが(笑)、セクション分けをし細分化すれば小さな規模の10の現場が同時にスタートするだけのことになります。もちろん簡単なことではありませんが、セクションごとにリーダーとスタッフが事前にどの時間で何を制作するかが分かっていれば、それほど難しいことではないはずです。

あとは個々のモチベーションを上げるために、次に何をしたら良いか分からないようなスタッフを絶対に出してはいけません。大切な仲間からやりがいを奪うことになってしまいます。制作が15分早く終わったセクションは遅れているセクションを5分でも手伝いに行けば良いのです。それがチームです。

②こちらは2020年2月の装飾現場となりますが、表ではなく時系列で文章化しています。


③こちらは数年前にJBANコンベンション「ラージスカルプチャー」のコンテスト出場時にで私が実際に使ったもので、1時間ごとの制作内容が書かれています。

このように、次何をしたら良いかが分かり、休憩のタイミングも分かります。私は何より大切なのは、先ほども触れましたが個々のモチベーションだと思っています。

一緒に働く仲間ひとりひとりが責任を持ち、どう自発的に動くか、動いてもらうかです。トップへの信頼度、この人の為に頑張ろうという気持ちが、現場の成功につながります。私はまだまだですが、一緒に働く大切な仲間とモチベーション高く仕事ができるよう日々精進していきます。

捕捉になりますが、まとめ役としてスケジュールを立てる側に回ることで、責任は増えますがその分楽しさも倍増します。私の好きな言葉に、「頼まれごとは試されごと」という言葉がありますが、是非みなさんもまとめ役に手を挙げてみてください。

もしスケジュール通りいかなかったとしても、真摯にやっていればまわりがあなたを勝手に押し上げてくれます。装飾現場に限らず例えば地域のお祭りにしてもバルーンアートイベントにしても、楽しむなら参加する側から主催・運営する側にまわることで、結果的に自分が一番楽しめたりするものです。

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